子育てママのslow life

1児の母、会社員、妻、女。仕事・育児・家事・趣味など日々考えていることを綴っていきます。

資産形成したいなら、貯金ではなく投資すべき理由

預貯金はインフレについていけない

将来に向けて、貯金をしている方が多いのではないでしょうか。しかし、貯金は市場の成長についていくことができません。例えば、50年前の100万円の価値と現在の100万円の価値は違うでしょう。

50年前の初任給(大卒)は平均で75,000円、現在の初任給は200,000円だそうです。(2.6倍)また、50年前の映画鑑賞量は351円、現在は1,800円(5.1倍)、50年前の白米10kgは1,300円前後、現在は3,900円前後(3倍)とモノやサービスの値段は上がっています。モノの価格が上がることをインフレといいますが、インフレが起きると、貨幣の価値が下がります。

例えば、1,000円所有していて、チョコレート1個が100円なら10個買えますが、チョコレートの値段が200円になると5個しか買えません。同じ金額の貨幣を持っていても、それをモノやサービスに変えるとき、少ない量のモノにしか交換することができなくなります。

 

1,000円所有

チョコレート100円 → 10個

チョコレート200円 →   5個

 

では、これを貯金として考えてみます。

老後に向けて毎月1万円ずつ、50年間貯金を続けたら、トータルで600万円貯金を貯めることができます。しかし、50年後にインフレが進んでいて物価が平均で3倍高くなっていたら、50年後の600万円は現在の200万円の価値にしかなりません。そうなると、せっかく貯めた老後資金も生活費として十分な金額ではありませんよね。これが、預貯金がインフレについていけないということです。

 

預貯金の金利は0.01%

2019年時点での、普通貯金の金利は0.01%ほどです。もし、100万円を1年間預けたとして、100円の利息しかつきません。(しかも20%は税金として取られますので、実質は80円になります。)これでは、いくらたくさんのお金を貯金してもお金を増やすことはできません。眠っているお金は、年月が経過するほど、社会のインフレについていけずにその価値を下げていってしまうのです。

 

お金は貯金に眠らせない。お金に働いてもらうという発想

貯金に預けているお金を眠っているお金というのなら、株や債券などに投資しているお金は働いているお金と言えます。眠っているお金は、増えることも減ることもありません。(インフレが進む社会では、実質的にその価値は下がります。)それに対し、市場にさらされた株や証券、債券などは、市場の相場いよって変動します。景気が悪くなれば元本割れするし、景気が良くなれば多くの利益を得ることができます。

預貯金はノーリスク・ノーリターンですが、株や債券はハイリスク・ハイリターンと思われています。ハイリスクとは、元本が減ることだけでなく、増えることも含めてその資産価値の変動が大きいという意味で『リスク』と呼んでいます。

しかし、日本では株や債券は競馬やパチンコと同じような賭け事のようなイメージで広く一般的に広がっていません。「どうせ損するだろう」という潜在意識があるのかと思います。しかし、株や債券はちょっと工夫すれば、ローリスク・ミドルハイリターンにすることができるのです。完全な運任せの競馬やパチンコとは違うのです!!

 

ローリスク・ミドルハイリターンのインデックス投資

インデックス投資をご存知でしょうか?インデックスとは、主要な経済指標と連動するように運用されているインデックスファンドに対する投資のことです。

例えば、日経平均株価連動型のインデックスだったら【日経225】という商品が有名です。これは、主要225銘柄全てに均等に分散投資をするという商品ですので、その中の1社や2社が経営危機になったとしても、全く問題ありません。また、日経平均株価のチャートと同じように商品のチャートも連動します。

また、日本以外にも先進国の株式連動型、債券連動型、新興国の株式連動型などバリエーションも豊富です。

もちろん、インデックスの商品の中にもリスクの高いものと低いものがあります。

株式連動型なら、以下のような順位になるでしょう。

先進国株インデックス<日本株インデックス<新興国株インデックス

自分がどのタイプの商品に投資するかは、自分がどれくらいのリスクを許容できるかで考えるといいでしょう。

 

インデックス投資は、株式市場、債券などに連動して価格が推移します。下の表を見てください。日経平均株価とダウ平均株価の推移になります。

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日経平均株価

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ダウ平均株価

資本主義経済の下では、常に市場は成長し続けます。つまり、日経やダウの株式を広く少量ずつ集めたインデックス商品に投資をすることで、市場の成長に見合ったリターンを得ることができると考えられます。

 

インデックス投資のメリット

①経済指標への分散投資なので、リスクが分散される。

投資信託は少額の掛け金から始められる。

③市場の成長とともに、ローリスク・ミドルハイリターンの成果が期待される。

④市場の短期的な動きに一喜一憂する必要がない。

 

気になった方は、銀行や証券会社の商品をチェックしてみてください。