子育てママのslow life

1児の母、会社員、妻、女。仕事・育児・家事・趣味など日々考えていることを綴っていきます。

『自分の時間を取り戻そう』ちきりん氏著 まとめ

この本の内容を一言でいうと

この本でちきりん氏が提案していることは、「生産性を上げましょう」ということです。シンプルにそれだけなのですが、モデルとなる登場人物が4人登場し具体的な日常例と解決策を提案しています。

 

登場人物は下記4名

①若くしてマネージャに昇格したが部下のマネジメントに苦戦し、長時間労働に従事している男性

②子育てと仕事の両立に忙しい女性

リーマンショック後の就活からブラック企業に就職→その後フリーランスに転職した女性

④大学卒業後に起業したが、会社の成長スピードの停滞に焦っている男性

 

自分の状況に近いモデルがいるでしょうか?私は②が自分の状況に近いです。この登場人物の現状を踏まえながらちきりん氏が生産性の概要と生産性を上げるための具体的な提案をしていきます。

 

 

生産性とは

生産性なんて上げると、よけいあくせく働かないといけなくなるのでは?と思ってしまいますが、ちきりん氏が提案している「生産性」とは、やるべきことはさっさと済ませて趣味などの自分の時間をたくさん作って有意義に暮らしましょうということです。

この本で定義している「生産性」とは、自分の持つ資源(時間)からよりたくさんの価値を生み出すことです。ハンバーグを作るなら1時間で作るより30分で作った方が生産性は高いということです。会社や学校でいうなら1つの資料を作る、1つの単元を習うのにかかる時間が短いほど生産性が高いということになります。 

 

お金や時間という貴重な資源は、より生産性の高いもの(方法)に使おう

お金や時間は誰にとっても大切なものであり、有限です。これらを使うならより自分が満足できることやモノに使いましょう。

 

【お金の使い方】

①自分にとって生産性の高い、お金を使ったストレス発散方法は?

 →(a)高価なモノを1点ドーンと買う

  (b)たくさんのモノを買う

  どちらの方が買い物後に満足できれいるのでしょうか?

 

②自分にとって生産性の高い、お金の使い方は?

  最近使ったお金の中で、最も満足したものベスト3を挙げてみると、自分がどんなことにお金を使うと満足できるのかが見えてきます。節約(お金を使わないこと)ばかりに気を取られるより、より生産性の高いお金の使い方が分かっていた方が人生楽しそうですね。

 

【時間の使い方】

①自分の時間を売って残業代を得ることは、自分の時間をたたき売りしているのと同じ

 残業代を稼ぐために残業しているという話はニュースでもよく話題になります。残業代(お金)は目に見えやすいけど、残業時間(時間)は目に見えないです。どうしても目に見えるお金を重視してしまう人は多いですが、自分の時間も有限です。残業代を稼いで生活費を捻出するという考えから、どうしたら業務時間内に多くのお金を稼げるか(どうやってお金を稼ぐ生産性を上げるのか)という考えにシフトする必要があります。

 

②どうでもいい仕事に時間を取られず、本当に重要な仕事に時間を充てるべき 

 例えばメールの返信は全ての受信メールにする必要がありますか?「とりあえず挨拶を」と言ってくる人全員と会う必要はありますか?こういった何も生み出さないことに時間を費やさず、本当に価値のある仕事をを時間をかけてすることが、仕事の生産性を上げます。

 

自分の日常で取り入れたいと感じたこと

①やらないことを決める

 妻・母・女としてすべての役割を完ぺきにこなそうと思うことはやめようと思いました。妻としてすべての家事をこなす必要はありません。私がやらないと決めたことは、アイロンがけ、買い物、水回りの掃除、洗濯干しです。

アイロンがけをしないと決めたら、アイロンがけが必要な洋服は買わないようになりました。どうしてもアイロンがけの必要なスーツ用のシャツなどはクリーニングに出せばいいです。買い物もネットスーパーを利用しています。1回あたり5,000円以下の買い物の場合、宅配代が324円かかってしまいますが、これだけで毎日1時間以上の時間節約になっています。また、掃除も月に2回ヘルパーさんにお願いするようにしました。私より掃除が早くで丁寧で、費用も1時間当たり1,300円とお手頃なので大満足です。

最初は抵抗もありました。他人からどう思われるのだろう?とか、お金を使って妻としての仕事をサボっているという 罪悪感もありました。しかし、やらないと決めたことで捻出した時間で娘とゆっくり過ごしたり、自分の趣味を続けることができています。

 

労働市場で高く評価される人材になる

 残業代を稼いでより多くのお金を稼ごうとする人は、その所属する組織に最適化する方法ではありますが、他の労働市場に身を置いたら全く使えない人材になってしまいます。仕事は遅い方がいいなんてはずがありません。会社の事情なんか考えず、私は私の生産性を上げることで、より多くの仕事やチャンスを掴んで、労働市場で評価される人材を目指したいです。

 

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